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クラフトフェアちちぶについて

ものづくりは、誰かの手から、

誰かの心へ静かに受け継がれていくもの。
私たち三人は、秩父で活動する作家として、
その“つながり”の尊さを、長い時間の中で何度も感じてきました。


県内外のイベントに参加するたびに、
「こういう景色を、秩父でも見たい」
「この町の未来にも、ものづくりの灯を残したい」
そんな気持ちが、胸の奥に溜まっていきました。


そしてある日、
「もう、やっちゃおう!」
その一言を合図に、クラフトフェアちちぶの第一歩が始まりました。

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▶  予想以上の大変さが待っていた第1回、そして第2回

初めての開催は、何もかもが手探りで。
段取りも余裕もなく、正直“必死”の2日間でした。
第2回は改善したいことが山ほどあって、
準備も当日も、とにかく走り続けるしかありませんでした。


終わったあと、「もうやれないかもしれない…」
そんな弱音がこぼれるほど、気力も体力も使い果たしました。

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▶  それでも続けようと思えた理由

私たちを再び前へ向かわせてくれたのは、
同じ作り手たちの、あたたかい言葉でした。


「続けてほしい」
「秩父でこんな場所があるのは嬉しい」
「若い人にも、ものづくりの楽しさを見せていこうよ」


その声が、疲れた心にじんわりと灯りをともしてくれました。
そして私たちは気づきました。

これはただのイベントではなく、
“ものづくりを次世代へつなぐ” 小さな架け橋なんだと。​​

▶  第3回へ。
2026年5月30日・31日。
クラフトフェアちちぶは、また一つ歩みを進めます。
手でつくることの喜びや苦しさ、そこに生まれる温度や物語を、
もっと多くの人に触れてほしい。


特に、これから未来を作っていく若い世代へ、
「何かをつくるって面白い」
そう感じてもらえるきっかけになれたら——。


派手なイベントではありません。
完璧でも、要領がいいわけでもありません。


でも、

“ものづくりを未来へつなぎたい”
その気持ちだけは、どこにも負けないほど強く、まっすぐです。
今年もまた、小さな灯りを、静かに、でも確かにともしていきます。

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